こんにちは。mukiです。
前回は「時代遅れの考え方は人生のマイナス影響しか与えない、家事力にもう男性も女性もありません!」についてお話ししました。
今回は
「ライフサイクル、ファミリーサイクルを理解して把握することが自分にあった整理収納を見付ける鍵」
についてお話します。
整理収納でのライフサイクル、ファミリーサイクルは人生設計とも深い関係があります。ライフサイクル、ファミリーサイクルを理解して、自分にあった整理収納をみつけることは自分らしい人生を送る鍵をみつけることと同じです。
この内容を最後まで読むと10年後の自分が描いている明るい未来に近づく事ができます。是非最後まで読んでください。
ライフサイクルとは?ライフステージとは?
「ライフサイクル」と言うことばを聴いたことありますか?
ライフは人生だから人生のサイクル?ということですか?
ライフサイクルは今は当たり前に使っているアイデンティティの概念を提唱したことでも有名なドイツ出身の精神分析家エリクソンが研究した理論です。
ライフサイクル(人生周期)lifecycleは人生を八つの発達段階で分けることを言います。
八つに区分した内容は、乳児期、幼児期、児童期、学童期、成人期、壮年期、老年期で各段階ごとに自己を実現するために乗り越える課題があると言う理論です。
難しく聞こえるかもしれませんが、例えば、青年期(13歳∼20歳)は思春期とも言い、自分は何者か?について毎日のように悩んでいる時期ですね。
ここでアイデンティティ(自分はこうである)を確立させることで自分らしさをみつけることができます。みなさんも青春時代色んな悩みで大変だった思い出があるでしょう。
また、成人期(20歳∼40歳)は就職して、職場での人間関係やコミュニティなど人とのつながりを積極的に作ったり信頼を深める時期で、恋愛をして結婚する人も多いです。
ライフステージはライフサイクルの中で、いま自分が立っているところが自分のステージになります。私はもう成人期を過ぎ、つぎのステージに立っています。^^/
自分はいま、ライフサイクルのどこにいますか?課題はうまく行ってますか?
もし自分がどこのステージで課題が何かよく分からない方はこのブログを読み終わった後にエリクソンのライフサイクルを検索してみてください。
迷う心に細い道しるべになるかもしれません。
ライフステージによって整理収納の狙いが変わる
整理収納理論ではファミリーサイクル、ファミリーステージと言う言葉があります。
家庭の整理収納依頼は家族の成長によって変化するのでファミリーを単位としたサイクルと
ステージが問題を解決するのに大きく関わります。
先ほど説明したライフサイクルのステージ、乳児期、幼児期、児童期、学童期は子供一人では生活ができないので必然的にファミリーサイクルのステージにかぶります。
成人期に結婚をして家族がいる人もファミリーサイクルのステージに合わせた整理収納が問題解決の鍵になります。
そして、1人暮らしの成人期、壮年期、老年期は職業、趣味など個人のライフスタイルと深い関係性があるので、なりたい自分を見つけることが大事です。
例えば、家で毎日ヨガを楽しみたい自分が理想なら、手足を広げるくらいの空間は必ず必要です。
または、子供が大きくなって手が離れたので、家でゆっくり趣味の刺繡をしたい自分が理想なら、刺繡の材料が置ける場所や長い間座っていられるソファーが置けるスペースが欲しいですね。
このようになりたい自分を頭の中に浮かべてから片づけを始めるとワクワクするし、目標がはっきりしているので整理収納が進めやすくなります。
ファミリーサイクルとファミリーステージ
ファミリーサイクルは次のように七つに区分されます。
そして、各時期によって片づけのポイントになる課題も変わって来るのですが、次のようです。
家族成立期ー独身時代の持ち物
育児期(乳幼児期)ー育児関連用品、お祝い品、子供の衣類やおもちゃ
教育期(児童期∼小学校)ー学校のプリント、教材、作品、小さくなった服、
お菓子やお弁当の関連道具、習い事
教育期(青少年期∼中学高校)ー学校のプリント、教材、作品、小さくなった服、
部活のもの、趣味のもの、食事の量による食品の増加
子どもの就労期(独立期)ー仕事用の服や持ち物、1人暮らしする子供部屋の整理
壮年期(子供の結婚期)ー夫婦2人暮らしの切り替え、退職後の整理、子供たちの里帰りの準備、孫が来た時の安全性
高齢期 ー転倒など怪我しない安全性、趣味などの必要なもの、終活、配偶者の遺品整理
このようにファミリーサイクルは各時期別に、増える物や処分するものがわかるようになるので、先を考えて家の間取りや収納の大きさを決めるにも役に立ち、マイホームを考えるときも絶対に必要な部分でもあります。
まとめ
ライフサイクル、ファミリーサイクルは整理収納だけではなく、未来の自分のために今自分が何を準備すればいいのかがわかる道しるべのようなものだと思います。
各ステージの課題は人によって、家庭によってそれぞれ違うので、一人で悩まずに頼りにしている人や、家族で相談して、小さくてもいいので目標を決めて進めていくことが大事です。
変化なしで発展はありません。
ライフサイクル、ファミリーサイクルで今の自分が見える。
自分を理解することで確実に未来の自分に近づける。
次回は
「もう家事力は女性力と言わない!家事力のイノベーションはジェンダーレスからはじまる」についてお話しします。
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